多肉あれこれ

多肉植物がうどんこ病にかかってしまった時の対処法!我が家の害虫予防と病気治療法のご紹介

あやもん

多肉を育てて一年目。
初めての夏がやってきて、大切な多肉植物たちがうどんこ病かかってしまいました。

うどんこ病の菌は胞子で増えるため、一度発症すると風に乗って他の多肉にも感染する可能性があるので、予防と早期発見・早期治療が大切です。

ここでは、うどんこ病の基礎知識と発症する原因、うどんこ病を防ぐ予防方法と発症した際の効果的な対策について詳しくご説明します。

そもそもうどんこ病とは?うどんこ病の特徴

うどんこ病はカビの一種で、農作物を中心に雑草や樹木など植物の葉や茎に感染します。
うどんの粉を振りかけたように白い斑点が発生し、そのまま放置すると次第に斑点が広がっていき、葉から養分を取ってしまい、最終的には枯らしてしまいます。

発生する原因

うどんこ病は初夏または秋に発生しやすいと言われています。
病原菌は10~35℃で生育し、温度でいうと24~32℃くらいの時です。

春先から初夏にかけて気温が高く、降雨が少ない年に問題となることが多く、日陰で風通しの悪い環境でも発病が多いです。

意外ですが、湿度の高い時ではなく、乾燥した時に発生しやすいです。

お花と農作物とは分けて育てることがオススメ

多肉植物を育てておられる方はお花やきゅうりやトマトなどの農作物も育てておられる方も多いと思います。
我が家もきゅうりやトマト、スナップエンドウを家の花壇で育てていました。

お花や農作物がうどんこ病を発症してしまうと、風に乗って近くの多肉植物にも移ってしまいます。うどんこ病にかかるリスクが上がってしまいますので、お花や農作物とは場所を分けて育てることがオススメです

うどんこ病の見分けるポイント

うどんこ病はカビ菌です。

カビのような白いふわふわとした粉が多肉の葉っぱに付着していることが多いです。

こちらが我が家のアフターグローに付着したうどんこ病のカビです。
なんと、アフターグロー3苗がうどんこ病にかかってしまいました。。。

↓こちらは初期のうどんこ病
白いふわふわした雪の結晶のようなものがくっついています

↓見にくいですがこちらも、ふわっとしたカビ菌が付着しています。

↓広がってくると白い斑点が増えてしまっています。

↓こちらはブルーライト
うどんこ病になったアフターグローの近くで日光浴していました。
白い斑点は見当たらないのですが葉っぱの色が調子が悪そうです…。

うどんこ病の治療方法

うどんこ病を発症してしまった多肉植物を発見したら、早期治療することで苗の生存率をアップしよう。

悲観的にならなくても大丈夫。
初期段階での発見なら薬剤散布で回復することも多いです。

  1. まずは水洗い
  2. 薬剤散布
  3. 元気な苗とは分けて日陰の涼しい場所で管理
  4. 薬剤散布後しばらく様子を見て治らないようであれば、繰り返し薬剤を使用する

まずは水洗い

うどんこ病にかかってしまったら、まず苗に付着した菌をシャワーヘッドかじょうろなどで水で流します。

ポイント

葉や葉の裏、茎、表面の土、鉢までしっかり洗い流すと効果的です。

よく多いのは葉の裏に菌が付着していることもあるので、しっかり水で洗い流してね

薬剤散布

水でしっかり白いふわふわの菌を洗い流したら、次は殺菌殺虫剤を散布します。

私が使用しているのは住友化学園芸さんのベニカスプレー。
ベニカスプレーは何種類か販売されていますが、私は病気の治療として
ベニカXネクストスプレーとベニカナチュラルスプレーを併用して使用しています。

どちらも病気の予防と治療に効果がある商品です。

ベニカXネクストスプレーは雨にも強く速攻・持続性があります。

ベニカナチュラルスプレーは3つの天然由来成分で病気にしっかり効き目があります。

成分に違いがあるのでどちらかを散布して、病気が治らなかったらもう一方をスプレーしたりしてもいいかもしれません。

私は、ナチュラルスプレーの方が少しお安いので、たっぷり散布したいときはこちらをスプレーしたりしています。

散布は夕方か夜の涼しい時間帯がオススメ

朝や日中、温度が高い時に薬剤を散布すると薬害がでてしまいます。
なるべく涼しくなってきた夕方や夜の時間帯に散布することをおすすめします。

薬剤を散布する時の注意

  • スプレーを散布するときは薬剤が沈殿しているのでよく振ってから使用してください。
  • 薬剤を散布するときは、人間もマスクやメガネをして対策しましょう。

手を洗うまでは目を擦ったりも注意です。
散布後は手洗いうがいなどをして安全使用上の注意を守って使用してくださいね。

元気な苗とは分けて日陰の涼しい場所で管理

薬剤をかけても病原菌はまだ残っている可能性があります。
薬剤を散布したら、元気な苗と病気の苗は分けて管理しましょう。

薬剤がかかった苗を直射日光や日当たりの良い場所で管理してしまうと、薬害がでてしまいます。
日陰の涼しい場所での管理をおすすめします。

薬剤散布後しばらく様子を見て治らないようであれば、繰り返し薬剤を使用する

一回薬剤を散布しただけでは、病気が治らない可能性もあります。

重症な苗は病気が治るまでは、繰り返し散布して完全治癒するまで根気強く見守りましょう。

定期的な予防が大切

日頃から多肉植物を守るためには、年に数回、定期的な薬剤散布が大切です。

オススメは年4回、2、5,8,11月に薬剤散布することをおすすめします。
何月にするか時期は前後しても大丈夫。
例えば3月に薬剤散布するとしたら、3,6,9,12月にすればOKです。
およそ3ヶ月に一回ほど薬剤で予防してあげると良いと思います。

上記のベニカスプレーでも良いのですが、大量に多肉植物に散布するのであれば希釈するタイプが経済的です。

我が家では展着剤のダイン、殺菌剤のダコニール1000を水に希釈して噴霧器で散布しています。

ダイン(展着剤)

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散布液を葉につきやすくし、薬剤の効果を高めるものです。

ダコニール1000(殺菌剤)

代表的な園芸用総合殺菌剤です。
乳白色の液体を水で希釈して使用するタイプです。

この2つを混ぜて、水で希釈して散布します。

普通のミストタイプのスプレーで散布しても良いですが、手が痛くなるので、蓄圧式の噴霧器で散布するのがオススメです。

お薬の力を借りて、多肉植物を虫や病気から守っていきましょう。

まとめ

なんといっても早期発見・早期治療が大切です。
日頃から多肉をよく観察して、必要に応じて殺虫殺菌剤を使って多肉植物を育てていきましょう。
もちろん日頃の殺菌剤で予防することも大切に。

我が家のうどんこ病になった時の対処法、事前の予防方法をご紹介いたしました。
どなたかのご参考になれば幸いです。
皆様も素敵な多肉ライフを~!多肉事楽しんでいきましょう~☺

ABOUT ME
あこ
あこ
ブロガー/タニラー
2022年9月より多肉の沼にハマってしまいました。 多肉生活を始めて疑問に思ったこと、育て方や成長記録、我が家の多肉のご紹介など発信していきます。
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